波乗りの個性と道具選び

ニーボードサーフィンに転向して15年が過ぎ、改めて自分のスタイルと板作りを通して、波乗りの三大要素を確信するこの頃である。

その1は、個々の健康・その2は、環境・その3は道具。

健康という要素の中には、個人の身体能力・基礎体力・精神力・天性と素質・病気や障害がハンディーとしてあるかなど。

環境という要素の中には、生活を通していつも波乗りのできる環境にいるか、生活と仕事を全うして初めて波乗りに臨めるわけで、この環境というのは個々においてたくさんの条件下にある。 例えば通年波のない地域、例えばハワイのように通年波乗りが出来るような地域、私のように小波にあえぐ湘南地域が生活の環境となれば、まずその環境に従うしかない。自然環境であり、社会環境であり、生活そのものである。

そして、その要素を踏まえて、波乗りの個性が生まれ、道具選びが始まると思う。

ウィンドサーフィン・SUP・スタンディングサーフィン・ロングボード・ボディーボード・ハンドプレーン・足ヒレのみのボディーサーフィンまで、自分のスタイルに合わせた道具選びは欠かすことが出来ない。

現在、ニーボードサーフィングに焦点を置き活動を続けているわけだから、当然ニーボードの試作・研究は自分のライフワークとなっている。

陸上競技でも球技スポーツでもトップアスリートともなれば、オーダーのランニングスパイクシューズを履き、メーカーは更に高いパフォーマンスと完成度を求めるために確かな技術のもとに最新素材をも駆使してアスリーとたちの潜在能力を引き出す。

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”その道具の性能を限りなく発揮させるのはライダー自身だ” と述べるマキ・クロウド。 BALI

はるかに高い技術や莫大な資本を投下して臨むカーレース・バイクレースに至っては、その道具の最高峰と言える輝きを放っている、そして求められるのは、レーサーたちの身体能力と精神力の発揮である。その様に考えた時に人間が作り出す道具は、その遊び・スポーツ・競技において常に進化を続けている。勿論、波乗りの道具も進化を続け、愛好家たちの喜びと満足を約束してくれている。そこに個々の好みや流行、更にヒストリックレジェンドなどの影響もあり、板の形は多様化している。私が思うに、3つの要素をバランスよく取り入れた個々の希望に合う道具選びが、いつの間にかマニアックなものとして完成度を高めてきていると思う。道具の乗り味・使い心地については、人それぞれ言葉の表現に違いこそあれ、知り及びフィーリングこそつかみ取りたいと、コミュニケーションを重ねる事こそ、その人の板作りにプラスとなり完成度も高まる。

ニーボードの場合、通常幅が広く短いモノが多い。私の知る限り、ライディングスタイルの違い・ニースタンスの為に独自に進化したものが見てとれる。他のサーフボードと同じように私が始めた1970年代から現代に至るまで、試行錯誤・失敗成功を繰り返しながら取り組んでいるニーボードメーカーに感謝と共感を参してニーボーディングを愛好する人たちの喜びと挑戦と発想意見を楽しみにしているこの頃である。

カーボンボトムとテールグラスのフレックスハイブリット・テストボード。 いかなるモノか?

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いかなるモノか?

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